ある定休日の話

こんにちは。

餃包の曾（そう）です。

先日、定休日だったので店の壁を改装しました。

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そう　「誰か、僕と一緒に壁にジョリパット（壁に塗る材料）塗りたいひといるー？」

ひろきち　「はーい、僕やります。手伝わせてください」

そう　「オーケー。じゃーまずはマスキングテープ（境目をキレイに仕上げるためのテープ）貼ってちょうだい」

ひろきち　「かしこんまり」

そう　「ぴっちり面（ツラ）合わせないで、1mm隙間あけてね。その方が綺麗になるから」

ひろきち　「ほほう。そんな裏技があるんですね。かしこんまり」

そう　「そこの下の方もちゃんと這いつくばって貼ってね」

ひろきち　「御意」

そう　「んじゃ、マスキングテープ全部貼り終わったら、次はシーラー（ジョリパットを綺麗に塗るための下地材）塗ろっか」

ひろきち　「ほぉー、こんな下準備があるのですね。深いですね」

そう　「ここ大事だから。この壁のシートはツルツルだからジョリパットのノリが悪いと思うんだよね。化粧でもファンデーションが大事っしょ」

ひろきち　「なるほど」

そう　「よし、んじゃ下処理も終わったしジョリパット（塗料）塗っぺ」

ひろきち　「やっとですね。大変な作業なのですね」

ひろきち　「こんな感じですか？」

そう　「うん、あんまりゴテゴテ触るとザリザリになるから、ある程度盛ったら一発で決めちゃう感じでやってね」

ひろきち　「深いですね」

そう　「この壁面積デカイから頑張ってね」

ひろきち　「御意」

ひろきち　「もう腕がパンパンです。きついです。でも、壁があきらめないでって語りかけてきます」

カズ　「僕も１０分だけ手伝っていいですかー？」

そう　「やりたまえ」

カズ　「こんな感じですかー？」

そう　「もっと角の部分はコテを立たせて、エグりこむように冷静にかつ一発で決めちゃって」

カズ　「はーい」

・・・１時間後・・・

全員　「できたー！！」

カズ　「ところで、そうさんは何やってたんですかー？」

そう　「ん？オレ？これ作ってた」

？？？

？？？？？？？

そう　「パオちゃん。かわいいでしょ？」

ひろきち・カズ　「・・・・・かわいい」

みんなもパオちゃん探してみてねー！

おしまい